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zoom RSS 平清盛 第16話 「さらば父上」

<<   作成日時 : 2012/04/22 23:29   >>

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忠盛は夢を見た


舞子の夢であった


夢中で生きていればいつか分かる

何のために太刀を振るっているのか
何故武士が今の世を生きているのか



忠盛は思う

わしは夢中で生きてきた
だが未だわからん―――――






藤原忠通の屋敷を源氏の棟梁・為義が襲った


為義は忠実の命によって
藤原の棟梁が持つべき朱器台盤を強奪し持ち帰るためである


これにより左大臣・藤原頼長が藤原家の氏長者となった


だが、これは氏長者を力づくで奪い取ったこと

そして頼長は内覧の地位を得た

それは兄・忠通の摂政の職と同じ事を意味していた

頼長はその地位を以って
己の了見によって近衛帝に人事を行っていく


それを快く思わぬのは
弟に氏長者の地位を奪われた兄・忠通
そして近衛帝に己の強引な政を強いさせ
近衛帝の健康を害す者として敵視する美福門院であった


このままでは頼長に朝廷を牛耳られると
忠通は不安がったが、美福門院は違った

いずれは頼長の気質故に
自ら自滅するであろうと


まもなく事件が起きた


左大臣・頼長の屋敷の前を
馬上のまま礼をすることなく通り過ぎた一行がいた

それは藤原家成の家人との報告を受けた頼長は
源為義に命じて家成の屋敷を襲わせた


為義は左大臣の命令に忠実に従った

たとえ盗賊と言われようとも一族郎党を食べさせるためには
武士の誇りを捨て、地を這ってでも生き抜く

そのような為義の生き方に

武士としての誇りを保とうとする義朝には
父の生き方が許せない

そして起こる親子の対立に由良御前はどうにか
親子の関係を修復しようとするも、それができず
心を痛めていた




そして義朝は己の傷ついた心の癒しを
妻ではなく常盤に求めていた



それと前後して
鳥羽院は大塔再建の働きによって
忠盛を刑部卿に
清盛を安芸守の国司に命じた


そして忠盛は帰りに為義に出会った

為義は最近、息子・義朝になじられたことを語った
だが、それでも自分にはこの道しかないのだと

全ては忠盛との約束を果たすため


源氏と平氏
いずれが強いか
それを定める日まで

しは地を這うてでも生き残る


楽しみじゃな


忠盛は笑って答えた





清盛は盛国、兎丸を伴って安芸にやってきた

朝廷より安芸守の国司を命じられたからであった


そして厳島の社にて
かつて兎丸の船に乗っていた宋人に出会った

再会を懐かしむ清盛達


そこで宋人は清盛の剣を見て
清盛は宋に行ったことがあるのか尋ねた

その剣は最も強い者が持つ剣で
どうやって手に入れたのか気になったらしい


清盛は幼き頃
父・忠盛が海賊を倒してその剣を奪っていたことを
見ていた時を思い出した



これはこの国で最も強き男から授かったのじゃ



その忠盛は病に倒れていた



清盛が赴任から帰ってくると忠盛は病をおして気丈に振舞っていた




それからまもなく家成の屋敷を襲われる事件が発生した


頼長が源氏に命じて藤原家成の屋敷を襲わせたことに
鳥羽院は頼長の所業に烈火の如くお怒りになった


全ては美福門院の策略


そしてほどなく美福門院より使者が届いた

頼長の屋敷を襲えば、すぐにでも忠盛を公卿にしてやろうと



公卿は平氏の念願
だが、これまで何度も忠義を尽くしても
帝は公卿の職をくれることはなかった

だが、これを受ければ公卿になれるかもしれない


言葉に詰まる忠盛に対して清盛は家人に命じた


その沙汰
お断り申し上げよ


清盛は忠盛からもらった宋剣を見つめた



大きくて重くて初めは持ち上げることすらできなかったこの剣を
俺は鍛錬して自在に操れるようになってきた

だが、俺がこの剣を振り回してきたのは

院と摂関家の小競り合いに巻き込まれるためではない

こいつはそんなことをするために生まれてきたのではない

そんな気がするのじゃ



清盛の言葉に忠盛は得心した


院にお仕えするのではなく
武士が頂に立つ世

そのためにわしらは太刀を振るってきた
それがため武士は今の世に生きておるのじゃ





そして、忠盛は一門家人一同を広間に呼び集めた


わしの身に万が一の時があった時のために
皆々に伝えておく

忠正
これまでずっとお前あってのわしであり
お前あっての平氏であると思うておる
これから先も口うるそう平氏を支えてくれ



承知いたしました


清盛
お前には唐皮の鎧を授ける


頼盛
お前には名刀・抜丸を授ける


教盛
お前には我が愛用の弓を授ける


経盛
お前には我が愛用の鞍を授ける

兄弟
助けあうて生きるがよい

忠清
お前にはこれまで通り
平氏の侍大将じゃ


家貞
お前のことじゃ
わしが死ねば出家をすると言い出しかねん
左様なことは言わず新しき棟梁に仕え
これまで通り一門の要となってくれ


盛国
兎丸
共に新しき棟梁に最も近う仕えよ

わし亡き後
平氏の棟梁は清盛と定める



清盛は思わず周囲を見渡した

宗子が頷いたのを見て、清盛は言った


謹んでお受け致しまする




国司として安芸に再び赴任する清盛を忠盛は見送った


まもなくわしも向かう


そう言って


清盛がいなくなった後、忠盛はまだ病が癒えずよろけた
そこを宗子が支えた


かたじけない

妻となって初めて言われた気が致しまする

左様なことはない

ありがたいと思うておる
一緒になってからもずっとな




清盛が安芸について間もなく
船の近くで居眠りをしてると人の気配がした

忠盛だった


清盛は父と棒をもって剣の試合をした

試合は清盛が押していた


忠盛は言う

強くなったな


父の言葉に嬉しくなったが
清盛が父から視線を一瞬外して、また元に戻した時

父の姿はなく
代わりに宋剣があった


その瞬間、清盛は父が亡くなったことを理解した―――――






今回は家族
特に親子の絆を感じさせるものでした

父・忠盛を思う清盛
父・為義を思う義朝

ただ、源氏の場合
清盛ら平氏と違って

誇りまでは失いたくないという義朝と
誇りを捨てでも生き抜くという為義とで
信念の違いから相反してるところはありますね

でもって義朝は
父と自分の仲を取り持とうとする由良御前に心が開けず
常盤に心を開くという展開

なるほどですね

一番つらいのは由良御前でしょうな

ある意味、今回の隠れた主役


おそらく夫・義朝と一緒にいる時間よりも
義父・為義と一緒にいる時間の方が長いでしょうからね

それだけに心を痛めてるのでしょうな


そして藤原摂関家の確執

それが後の大乱に繋がってる訳ですな


しかし、ここからが早いですよぉ

忠盛の死から2年後に藤原家成が死去
忠盛の死から3年後に鳥羽院崩御

そして保元の乱でたくさんの方が死去

忠盛の死から6年後に平治の乱で義朝が亡くなります



早いですなぁ(; ̄∇ ̄)ゞ

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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
ikasama4様、こんにちは。
初代が築き、二代目が使い、三代目が河原で乞食するという言葉がありますが・・・
平家の場合、初代が気づき、二代目が準備して、三代目が達成という次第ですねえ。
ローマは一日にしてならず・・・と申せましょうか。
初代から三代目まで・・・よどみない魂のリレー。
本当に今年の大河はこれぞ大河ですな。
まあ、そんな偉業を完成させるのが・・・
うだつのあがらない初代を持つ
生まれついての政治家源頼朝と
超ウルトラデラックス天災軍人源義経の異母兄弟。
苦労多き人であった頼朝母・・・確かにいただきました。
キッド
2012/04/23 16:14

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