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zoom RSS 平清盛 第10話 「義清散る」

<<   作成日時 : 2012/03/11 23:55   >>

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得子は自分が産んだ皇子を次の帝にしようと画策していた

だが、当の鳥羽院は
得子の出自に障りがあるとして
あまり乗り気ではなかった

まだ、鳥羽院は
待賢門院を好いていて
それで彼女の子を帝にと考えていると


そこで、得子は鳥羽院ではなく
藤原摂関家に近付いた

関白・藤原忠通の娘・聖子は
崇徳帝の中宮であったが皇子を生むことはできなかった

そこで得子は我が皇子を中宮の養子にしてはと囁いた


そして得子の思惑とおり
得子の産んだ皇子は中宮の養子となり
生後三ヶ月で次の帝になることが決まった


清盛らの間でもその皇子の話題で持ちきりだった

つまり、これにより得子様の力が強まる

躰仁様が帝になられれば国母となられるお方故

だが、何が起こるか分からぬ世


清盛は雅仁様が次の帝になられる見込みを義清に尋ねた


義清は笑った

あのようなお方が治天の君となられれば世は終わりじゃ
いや、今も既に救いようがない
私達がお仕えする鳥羽の院があの体たらくとは
心底あきれ果てた


ならばこそ、我等武士が守らねばならぬ



そして、清盛は義清を自宅の夕餉の席に招いた


義清のうわさは京中の女子が存じているらしく
見目麗しく文武に長けた男として

義清を見るや、色めきたつという

兎丸はそんな義清が気に食わず
相撲を挑んだがあっさり完敗

ますます義清の株は上がった




清盛はふと義朝の言葉を思い出していた

『武士がおらねば何もできぬことを思い知らせてやる』

義清はきっと
その要となる男じゃ




一方で帝や院に寵愛を受ける義清を快く思わない者達がいた
藤原摂関家・頼長である




堀河局は待賢門院の名を騙って義清を呼び出し忠告をした

待賢門院様をお救いしようと思うのがおこがましいのです



この時代、王家に不満を持つ悪僧らが
己の意を通すために神輿を担いで訴える
強訴が頻繁に起きていた

平氏はその強訴を退けるため、勅命を受けて戦っていた


そして、為義も検非違使としてそれなりに活躍
義朝も東国でその武名を高め、家臣を増やしていた



そして
雅仁親王は元服した


そこで得子は雅仁親王に

そなたもまた先の院の子ではござりませぬかと皮肉を言い放った


その言葉に激高したのは他ならぬ璋子であった


雅仁はまごうことなき院の子でござりまする
断じていらざる子ではござりませぬ

取り消して下さりませ
取り消して下さりませ




その件以降、璋子は水仙見物にいそしんでいた

そして最後にはあの庭に璋子は行く


義清は璋子が気になって近付いた


いつも、ここにおいでになる
菊が咲いておらずとも
ここに何があるのでござりまするか?



それ以上近付いてはいかぬ
あれは忘れよ





忘れられませぬ
ご自分でもお分かりになっているはずです

あの日から貴方様は変わられた
空っぽの目ではなくなった

人前で取り乱し、得子様につみかかるほどの
熱きものが心の内より沸き上がっているのです



・・・


待賢門院様?


まだ咲いておったのじゃな
ここに・・・



それは水仙だった


水仙は鳥羽院が好きな花


その瞬間、義清は激高し
待賢門院の首を絞めた


義清!
何をしているのじゃ?!



義清の乱行を見止めた清盛は慌ててその場に駆けつけ
義清の乱行を止めた


義清は己がした事に唖然としていた



その場は堀河局のとりなしもあり
義清は清盛とともに帰宅した

何を考えておるのじゃ、義清
相手は院の后ぞ!



私はただ引き出したかった
待賢門院様の心の奥に眠っている人を愛しく思う気持ちを
だが、それを引き出されたのは私の方だった

人を愛しく思う気持ちを知らぬのは私だったのだ―――――





鳥羽院は璋子を心配して駆けつけたが
それを堀河局がはねつけた


恐れながら上皇様はお逃げになりました
璋子様の空っぽな目から
今更お口だしは無用と存じます




その後、義清は頼長より院御所に参るよう命じられた


それを知った清盛は待賢門院様の下に伺い
此度の一件は全て清盛がしたことにしてほしいと願い出た

友のため
この時代を変える逸材だと思ってのこと



そして義清は此度の騒ぎに関与してると頼長は考え
義清の証言をひとつひとつ崩していった

そうして義清は逃げ隠れできない状況に陥った



佐藤義清
見目麗しく文武に長けておることを己自身よう知っておる
何でも思い通りになると思うて生きておる

だがこれまでじゃ
所詮は武士
できる事など限られておる
それを思い知るがよい



だが、鳥羽院の裁定は意外なものだった

義清にはお咎めなし


詮議の席にかけつけた璋子に対して

誰を何をしようとも
最早私の心にはさざ波一つ立たぬ故






その日、義清は出家を決心した

その友の行動に清盛は憤った


それは家も家族も全て捨てるということ


王家の乱れの種は
人が人を愛しく思う気持ち
手に入れたい
手に入らぬならば奪いたい
奪えぬならば殺したい

そんな醜い思いが渦巻いて
やがては国を巻き込んでいくのだ


美しく生きるのが私の志だ
私には醜さにまみれて生きたくはない



たわけたことを!
逃げるのか!
そんなお前は見とうない!



清盛
お前さんは私のたった一人の友だ
だから、お前さんに見届けてもらいたい

佐藤義清
一世一代の我儘を




身を捨つる人は まことに捨つるかは捨てぬ人こそ捨つるなりけれ

今はこれまで



京随一の武士と呼ばれた佐藤義清は
乱世の舞台に立つことなく世捨て人となった―――――






佐藤義清という武士が歴史の表舞台からいなくなる此度の物語

璋子様をお救いしたいと思いつつも
結局は鳥羽院と璋子の愛憎に

義清と得子は翻弄された


そんな感じでしたね

それによって己が心を醜くさせていった


そんな醜い己自身に義清は愕然として
武士として生きることを止めた


ということのようですね

清盛としては裏切られた思いもあったのでしょうが
友の決断を止めることはできなかったようですね

それが義清の選んだ道ですからね


それから頼長はあくまでも段階を踏んで
鳥羽院に意見をしようとしましたが

当の鳥羽院は女子の色恋を優先するばかり


そんな鳥羽院を見下してるようなところがありますかね


頼長も清盛もそういう王家のあり方に嘆いているところは
ありますが、それぞれに目指す世は違いますからねぇ


そして得子と頼長の兄・忠通との画策と

この辺の人間関係が後の乱での敵味方の構図と重なるのが楽しいですな


そして、次回は明子と璋子が亡くなるようですね

そして次回のタイトル「もののけの涙」とは
物の怪の血を引く者達の涙って事でしょうかね ̄∇ ̄

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平清盛 第10回「義清散る」
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2012/03/12 00:01
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ドラマ@見取り八段・実0段
2012/03/12 00:45

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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
ikasama4様、こんばんは。

おおーっ、ついに姫様登場でございますな。
今回あたり、悪宰相が来るかと思ってましたので
うれしい誤算でございました。
と思ったら・・・もはや退場の刻限なのですな。
なんとなくタマちゃんは・・・
ずーっとのほほんとしていてほしかったのに・・・。
智恵の初めが別れの初めとは・・・。
ともかく愛玩ロイドの中に童女の魂を隠した中宮を
見事に演じましたな・・・。
この後はまたしても宝塚の娘役が娘役で
控えていますが・・・。
さあて・・・どんなふうに化けるものか。
それも楽しみでございまする。
キッド
2012/03/12 19:46

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