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zoom RSS 平清盛 第4話 「殿上の闇討ち」

<<   作成日時 : 2012/01/30 00:43   >>

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北面の武士
上皇にお仕えする武士

平清盛は無頼の心を抱えたまま
北面の武士となった


待賢門院様のおでかけがあることで北面の武士にお呼びがかかった



仕度をせよ

それは化粧をする事であった


何故、化粧をするのか

それは女房らの歌会に顔を出すことで
女房らの覚えがめでたければ、璋子様と繋がりができる
そうなれば、やがては院、ゆくゆくは帝のお傍に
召し使わされるやもしれぬ


要はここにいる者達は媚びることで出世がしたいのだ


清盛は激しく嫌悪した


堀河局が詠んだ歌を訂正して女房達の注目を集めた佐藤義清が
そんな清盛の姿に苦言を呈した


王家との繋がりを強めることに苦心することが
王家の犬ならば、そなたのお父上は筋金入りの王家の犬だね

清盛は何も言い返すことは出来なかった


王家の犬と皮肉られた忠盛は
璋子の不義を許すことができず苦しむ鳥羽院に近づき
そして、殿上人(帝が住まわれる場所に昇ること)を許されたのである


これは武士にとって初めてのことであった



平氏の者達は皆は大いに祝った

特に忠正の喜びようは凄かった

其れほどまでに皆
平氏が朝廷に認められることを願っていた



そんな平氏が朝廷で認められることに対して
快く思わない者がいた



そのひとつが摂関藤原氏である


ここで摂関藤原氏のことについて触れておく



かつて朝廷は摂関藤原氏が権力を牛耳っていた

藤原氏は己の娘を天皇に嫁がせ
そこで生まれた男子を天皇とする

これによって藤原氏は天皇の外祖父となって
権力を支配するというものである



           藤
           原
           基
           経
           │
           ├──────────────┐   醍
           │              │   醐
           忠              │   天
           平              娘━┯━皇
           │                │ 60
           │                │
           師              ┌─┴─┐
           輔              │   │
           │              村   朱
           ├──┬───────┐   上   雀
           │  │       │   天   天
           兼  │       娘━┯━皇   皇
           家  │         │ 62   61
           │  │         │
           │  └─────────────────┐
           │            │       │
           │      ┌─────┴───┐   │
       ┌───┼──┬─────────┐   │   │
       │   │  │   │     │   │   │
       │   │  │   円     │   冷   │
       │   │  │   融     │   泉   │
       │   │  │   天     │   天   │
       道   │  娘━┯━皇     娘━┯━皇━━━娘
       長   │    │ 64       │ 63
       │   │    │         │
       │   └────────┐     │
       │        │   │     │
┌──────┼───┐    │   │     │
│      │   │    │   │     │
│  ┌─────┬─┼────────│─┐   │
│  │   │ │ │    │   │ │   │
│  │   │ │ │    一   │ │   三
│  │   │ │ │    条   │ │   条
│  │   │ │ │    天   │ │   天
│  │   │ │ 娘━━┯━皇   │ 娘━┯━皇
│  │   │ │    │ 66   │   │ 67
│  │   │ └───┐│     │   │
│  │   │ ┌───│┴───┐ │   │
│  │   頼 │   │    │ │   │
│  │   通 │   │    後 │   │
│  │   │ │   │    一 │   │
│  │   │ │   │    条 │   │
│  │   │ │   │    天 │   │
│  │   │ │   娘━━━━皇━娘   │
│  │   │ │        68     │
│  │   │ 後              │
│  │   │ 朱              │
│  │   │ 雀              │
│  │   │ 天              │
│  娘━━┯│━皇━━━━━━┯━━━━━━━娘
│     ││ 69      │          
│     ││        │
│     │└──┐     │
│     後   │     尊
│     冷   │     仁
│     泉   │     親
│     天   │     皇
娘━━━━━皇━━━娘   
      70       


これは極一部ではあるが
このような藤原家の時代は実に270年近く続いていた

それが後朱雀天皇の子・後三条天皇の代で途切れた

彼は摂関藤原家の母としなかったからだ


それにより天皇が権力を握り始めた


そして後三条天皇の子が故白河法皇であった



       藤
       原
       頼        藤
       通        原
       │  後     公
       │  三     成
       師  条     ├──┐
       実  天     │  │
       │  皇━━┯━━娘  │
       │     │     │
    ┌──┤     │     │
    │  │     │     │
    │  │     白     │
    │  │     河     実
    師  │     天     季
    通  娘━━┯━━皇     │
    │     │        │
    │     │     ┌──┤
    │     堀     │  │
    │     河     │  │
    忠     天     │  │
娘━┯━実━┯━娘 皇━━┯━━娘  │
  │   │      │     │
  │   │      │     │
  │   ├─┐    │     │
  │   │ │    鳥     │
  │   │ │    羽     │
  頼   忠 │    天     璋
  長   通 娘━━━━皇━━━━━子



天皇の外祖父になれず凋落していた摂関藤原家

藤原忠実はこの摂関藤原家の流れを汲み
再び、摂関藤原家の反映を画策していた

そんな中で平忠盛が天上人となったことは
摂関藤原家にとっては邪魔な存在でしかなかった


藤原家が天下を掌握してきた270年の間

それまでにも大伴氏や他の流れを汲む藤原氏など
意図的に、または意図せずして権力に近づいた者達がいた

だが、その者たちは藤原氏の謀略によって
ことごとく排除されていったのである


その流れはこの時代においても変わることはなかった



そして、忠実は平忠盛暗殺を画策した

そこで利用しようとしたのが源為義である



源氏は源義家の頃まで
「天下第一の武勇の士」として朝廷に重用されていた

だが、その息子・義親は粗暴な性格で
九州で略奪をしたり、官吏を殺害したことにより
朝廷によって誅殺された

その追討を受けたのが平正盛
忠盛の父であり

義親の息子が為義である



父が討たれて以来
武士は平氏が重用され、源氏が朝廷の官職はおろか
役職に就くこともままならなかった

そんな為義の心の隙に藤原忠実は近づいた―――――



河原では清盛が父に対する愚痴をこぼしていた


殿上人が許された祝いという名目で
藤原家成の屋敷で宴が催されたのだが
客人として呼ばれた藤原忠実の謀略により
舞を披露する忠盛に対して、周囲の楽師たちが
一斉に水を忠盛にかけ、忠盛を愚弄して笑った

忠盛は嘲笑の中、平伏していた


何故、ここまでして父は耐えるのか
そこまでして王家の犬になりたいのか

そんな父のふがいなさがたまらない


源義朝もそうだった
平氏に台頭を許し、その度に愚痴をもらすものの
何一つしない父・為義のふがいなさがたまらなかった



そこに為義の家人がやってきた


為義が平忠盛を斬るかもしれないと


義朝と清盛は急いで父がいる清涼殿へ走った



清涼殿に向かう忠盛を為義が斬ろうとしている現場に
清盛と義朝は遭遇した


そこで二人は互いの父の本当の思いを知った


わしの父はお前の父に討たれた
次はわしがお前を討つ
そうせねば、我が嫡男・義朝はこの先ずっと報われぬ


為義は己の命を懸けて
義朝を守るつもりだった


そして、忠盛は太刀を抜いた

それは白く光った


殿上で抜刀してはただではすむまいぞ!


為義殿
ここで二人とも共倒れしてよいものか
源氏と平氏
どちらが強いか
まだ先にとっておくことはできぬか?

その勝負は武士が十分な力を得てからでもよいではないか?



忠盛殿、一体何を考えておる?


わしは王家の犬で終わりたくないのだ


忠盛のその言葉に清盛は胸を打たれた



父を見直した義朝は為義の下に向かい、こう宣言した


私が強くなって父上をお守り致します


お前に守ってもらう程
老いてはおらぬわ



そう言って為義は強がりを言った




清盛は表で忠盛の帰りを待っていた


父上はいつから考えておったのですか?
王家の犬で終わりたくないと



それはな、お前が生まれた時からじゃ

その時から
わしに揺らぐことのない軸ができたからじゃ



しかし、源氏の棟梁が抜刀したことを告げ口したら
どうなさるつもりですか?



為義殿は絶対に言わぬ
それに見よ


忠盛が腰に差していたのは
木太刀に銀箔を貼った太刀に見せかけたものだった


新入りの殿上人には嫌がらせはつきものと
家貞が用意してくれたものだ
まさか、為義殿が本気で斬りにくるとは考えておらなんだからな
ひやひやしたわ


そう言って高らかに笑う忠盛に清盛も思わず笑った


お前が思う以上に殿上は面白きところよ


そう言って自宅に戻る忠盛の背中を見ながら
清盛は父の後へついていった―――――





互いの父をふがいないと思っていた源平の御曹司は
このとき、父の真意を知って

互いの父を改めて敬意の念で見つめることになる訳ですね


そして新興勢力に対して
既存勢力がそれを叩き潰そうと暗躍・画策していく

そういうのは今も昔も変わりないですな



それから堀河局の歌を訂正して
更にうまい歌を披露した佐藤義清

二人は後に百人一首で名を残しますからね


こういうところの繋がりもしっかり描いて
二人の関連性はこういうところから来てたのだと
思わせる構成がいいですな


それにつけても銀箔を貼った木太刀を
忠盛に持たせるとは、家貞もかなり世情に
通じた優秀な家人のようですね


ともあれ、これによって清盛と義朝は
父の言うことをまっすぐに信じて
前に進んでいけるかもしれませんね


この先に待っている展開を思うと切なくなりそうですがね(; ̄∇ ̄)ゞ

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
喜多善男的為義キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!

ikasama4様、こんばんは。

どんなドラマもフリオチが肝心ですが
歴史ものというとなおささら・・・
という気がいたします。
そういう意味では今年の大河はパーフェクトですな。
源親子の悲劇へ。
西行の失楽園へ。
平親子の子煩悩へ。
まさにふってふってふりまくる展開。
しかも有名和歌にたくした重層的な遊び。
祇園精舎の鐘の音が・・・
ちりとてちんと聞こえてきそうです・・・。
キッド
2012/01/31 19:05
キッド様
こんにちはです
大分遅れまして相すみませぬ ̄∇ ̄;
此度の大河は色々と伏線というか
登場人物に待っている結末と重なる部分を
見せているところが実にいいですね

そして誰も本音をあまり語らず
雰囲気で察するあたり

実に見事でございますな
ikasama4
2012/02/12 11:00

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