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zoom RSS それでも、生きてゆく 第9話

<<   作成日時 : 2011/09/02 01:18   >>

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響子は文哉に詰め寄った

ねぇ教えて
どうして亜季だったの?
どうして亜季だったの?


たまたま、道で会ったから
別に誰でも


そう言って彼はその場から逃げ出した



それからまもなく洋貴の携帯が鳴った



文哉が母のところに来たという知らせを聞いた
洋貴は急いで、母がいる釣り屋に向かった


そして、双葉の目から包丁を隠した




双葉が家に帰ると文哉がいた

隆美と灯里は顔がこわばっていた



僕はどこで寝ればいいんだ?

狭い家だよな
な、狭くないか?

前の家にはお兄ちゃんの部屋も双葉の部屋もあった

晩御飯なに?



自分たちがこんなにも苦しんでいたのに
平然と振舞う兄に双葉がキレた


お兄ちゃんが奪ったのは物でもお金でもない
命なんだよ!
命を奪ったら、もう取り返しがつかないんだよ!
どうやっても、償いきれないんだよ!



文哉がキレた

死んだ人は死んだらそこで終わりだけど
殺した人はずっと生きていかなければならない
お兄ちゃんは可哀相なんだよ


そのとき、父が帰ってきた


文哉は父にだけは目を合わせることができなかった
父は文哉を優しく迎え入れた



そして、遠山家では静かな食卓を迎えた


父は今のうちに
文哉に話したい事をできるだけ話していた

息子には警察に行って、きちんと罪を償ってほしいと


だが、文哉は違った




また、僕を見捨てるんですか?

僕を捨てたんですよね
邪魔だったから
そうやって母さんを見殺しにしたんだ




文哉は、以前
仕事をしている時に父と会ったことがあった

けれども、父は自分から目をそむけて会わないようにした


そのとき、文哉は思った


父は自分から逃げたんだと


そして、文哉は母は事故で死んだのではなく
母は飛び降りて死んだのだと告白した


その時から文哉は思った


自分にとっての家族は母だけだったのだと



文哉は隆美に声をかけた

あなた、料理上手だったから


文哉は灯里に声をかけた

悪かったね、怖がらせて


文哉は双葉を連れて家を出るつもりだった



双葉
お兄ちゃんと一緒に行こ

双葉?

双葉・・・


双葉は拒絶した



仕方なく文哉は一人で家を出た



外には双葉からのメールで文哉がここにいると
知った洋貴が駆けつけていた



文哉は14年前のあの頃と同じように挨拶をした


そして、その場から走り去った

洋貴は文哉を追いかけた



洋貴は文哉を追い詰め、そして争った

だが、洋貴は文哉と争う中で、頭を強く打ち気を失っている間に
文哉はどこかに行ってしまった


洋貴は悔やんだ

もっと、文哉にいってやりたいことがいっぱいあったのに



あの日から、何かが変わってきた



文哉は警察から指名手配された



駿輔はこれまで逃げるように生きてきたことを恥じ
せめて、自分だけでも償って生きようと決心し
家族と離れて暮らす決意を固めた





その日、五月が洋貴のもとを訪れた


洋貴と双葉の関係を彼女はこう評した

怒るのが下手な被害者家族と
誤るのが下手な加害者家族



続けて彼女はこう言った

もし、これからも支えあうならば
復讐なんて止めた方がいいと思います
あの人のことを追い詰めるだけだと思います




たしかにそうだ

洋貴は思う


大好きだった人から心はもらうと思う

人を好きになると
その人から心をもらえる

それが心


洋貴には心がある


そして、双葉にも


心があるから、人に優しくなれるし
人を好きになれる


けれども、人を殺したら
心を失う


そして、兄みたいになる


双葉は洋貴を兄みたいにしたくなかった


洋貴が好きだから


だから、双葉は兄を殺す決意を固めた―――――。







なるほどね

文哉があんな風になった理由



それは母が自殺したと思っているから

理由はわかりませんが
母は今に絶望して死んでいった

その時、文哉の心は絶望=闇につつまれた


そうして、文哉は自分がこうなったことを
誰かのせいにしてきたということなんですね



自分がしたことよりも
自分がこうなった理由を別に求める


そうやって、これまで生きてきたし

おそらくこれからもそうやって生きてゆく



まぁこのブログでも何度も書いてるけど


私が中学2年生の時
家に帰るとたくさんのパトカーが集まっていて

何事かと周囲に尋ねると

うちの祖母が、うちの家で首を吊って死んでいたと


第一発見者は当時、小学生だった二人の弟


あまりにも突然の出来事

こんなことが起こるはずがないと思っていた



そんな時、自分が壊れていくというか
心のバランスを乱していくというか

何かが悪いと文哉のように
自分がこうなった理由を他者に求めたこともよくわかります


それに父と祖父がそんな状況の中でいがみあったりして

それは祖母の自殺の原因が祖父のDVではないかと世間の人が噂してたりしてね

それで祖父を恨んだりもした


でもって、うちではそれから十数年後に
祖父が入院中の病院から飛び降りて亡くなったもんで


「同じことが繰り返された」


そのショックと共に十数年前の祖母が亡くなった時の出来事を
一気に思い出して、気がめいることもしばしばでした


何故繰り返してしまったんだろう

何故気づけなかったのだろうって


それと共にあんなに恨んでいた祖父が死んでしまったことで

憎しみとか、恨みとかが虚しいとも思った



ちなみに今は父親が倒れて、父親の借金のために実家を失い
それからは父親の成年後見人となって債務整理をしたりしてたんですけどね



死んだら終わり=死んだら楽になる


なぁんてことは考えたことはあります

ただ、自殺とかで死んだ後

残された家族がどんな風になってしまうのか
残された家族がどんな苦しみをあじわうのか

自身を通じてよくわかってるつもりですからね


それにこういう人生については
これを語るのは以前からもそうだったんですが

可哀相だとか
同情とか別段求めてるつもりではなく


人生色々

こういうのはあるし
自分よりももっと大変な道を歩んでる人もいるし

そういう現実に向き合って生きている


だから

何があろうとも、もがいても あがいても
たとえ泥臭くとも

生きていかんといけんのだと思うんですよね



まぁ、そんなこんなで
見ていて、そういう自分が歩んできた人生の幾分かが
この作品と重なってくる

その時にドラマの作品の素晴らしさと共に
自分の人生を振りかえさせられます


それと共に文哉が自分を病気だと言ってましたが
結局、彼の今の根幹を生み出したのは母の死がきっかけとはいえ

そういう自分を選んだのは結局、自分

自分の弱さ

そこに尽きる

だから、病気だとか、誰が悪いとか

ただ、自分のせいにしたくないだけ


ってことなんですよね



ちなみに私のモットウは
「他人と比べて、羨むことが不幸の始まり」



さて、次回はいよいよ佳境に入ってきました


これで文哉は自殺ってことはあるんでしょうかね?


なんとなく「ラストフレンズ」みたいな
最終回はガックリみたいなとこになるのではと
不安も出てきました

あの作品には瑛太さんも出てたので(; ̄∀ ̄)ゞ


それから、描いたイラストをば


描いた後でふと思ったんですが、今の洋貴ってヒゲがなかった(; ̄∀ ̄)ゞ








やっぱり女性は苦手(; ̄∀ ̄)ゞ

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