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zoom RSS 龍馬伝 第20話「収二郎、無念」

<<   作成日時 : 2010/05/16 22:50   >>

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大坂にある勝塾で
皆が西洋の高度な技術を一生懸命に学んでいる。

その中で龍馬はちょっと取り残されつつあった。


そこに一人の男が訪ねてきた。

土佐藩士・坂本権平である。


彼が勝塾を訪ねた目的は
脱藩の罪が許された龍馬を土佐に連れ戻すことであった。

だが、生憎龍馬は勝先生に会うため
京に向かっていて不在だった。


それで長次郎達は龍馬が戻ってくるまでの間
権平さんにも皆と同じ海軍士官の訓練を受けてもらう事にした。


だが、五十にもなろうとしていた権平にとって
なかなかにそれはなかなかにきついものであった。


一方、土佐勤王党から来た高松や望月らは
平井収二郎が牢に入れられたと聞いて不安になっていた。

土佐のために頑張ったお方が何故?





その頃、土佐では武市半平太が
大殿様にお目通りを願い出ていた。

平井収二郎の罪の御赦免を願い出るため


面をあげい。武市。

平伏した武市に言葉がかかる。


その声は大殿様ではなかった。



面をあげると満面の笑みを浮かべた
後藤象二郎が前に座っていた。

これから復讐が出来る事に
快楽にも似た喜びを噛み締めているかのように。


久しぶりじゃのう。
叔父上が死んでおんしら
勤王党が土佐を仕切るようになってから
わしは冷や飯を食わされていた。

平井の一件はわしが話を聞く。


平井のしでかした事
許されざる事なれど
決して私利私欲のためではなく
全ては藩のため、大殿様のため―――――。


けんど平井には別の事を尋ねちょる

後藤は武市の言葉を遮る。


吉田東洋様を殺したのは誰か


すると、武市の感情が一気になくなっていった。

吉田様は時勢を見る目をお持ちではありませんでした。
このまま、吉田様が藩政を取り仕切っていたら
土佐藩は攘夷の動きから取り残され―――――


黙れ!

わしは叔父上を殺したのは
おんしら、土佐勤王党やと思うとる

平井の前におんしのことを心配しぃや。


そう吐き捨てて、後藤はその場を後にした。



わしはおんしが大嫌いじゃ!

かつて受けたあの日の屈辱以来

吉田東洋を思い出すと憎悪が募る。


東洋は死んで当然じゃき
わしは間違うちょらん。



武市はそう信じて疑わなかった。



龍馬は京にいる勝先生の下を訪ねた。

彼の頭の中は土佐で投獄された
平井収二郎のことで頭がいっぱいだった。

なんとかして助ける手立てはないですろか?

勝は龍馬に尋ねた。

吉田東洋を闇討ちにしたのは
土佐勤王党やろ?


正しい事をしたんですき

なら、吉田東洋は悪人か?

龍馬は言葉に詰まった。

こっちから見ると
あっちから見るのとでは違って見える
そういうもんさ。



勝は笑って答えた。


一方の勝の頭の中もまたそれどころではなかった。

幕府が大坂の勝塾に資金は出さないと言ってきたからだ。

物資には金を出してくれるのに
それを扱う人材育成には金を出してくれない。

資金として約千両も必要になると言う。



だが、そのような大金を頼めるお方は


こうなったら頼めるのは
越前・松平春嶽公のみ


おまえ、行って来い(゚Д゚)

ええ(;゚Д゚)?!


そうして龍馬はそのまま春嶽公がおられる
越前・福井城に向かって行ったε≡≡ヘ( ゚∀゚)ノ





その頃、武市半平太は平井加尾の下を訪ねた。



お帰りなさいませ、武市様。
京での働き、ご苦労様でした。


加尾、収二郎のことは心配するな。
あいつはなんちゃ悪いことはしちょらん。


なら、なんで兄は牢に入れられたがです?

大殿様は勘違いをしとるがじゃ。
わしらはなんちゃ悪いことはしちょらん。


けんど、京では以蔵さんに人を斬らせたんでしょ。

あれは日本に災いをもたらす奸物じゃき。
天誅が下るがじゃき。





福井城に着いた龍馬は春嶽公にお目通りを許された。


お願いしますき。
日本の活力のため、千両御助勢願いますろか。


お前とは会ったことがあるな。

おお、そうだ
勝に会わせろといったあの男か。





春嶽様のおかげで
私は勝先生の弟子になっております。
まっこと、ありがとうございました。



しかし、当家も色々物入りでの。
千両出すのはなかなか厳しいのじゃ。


千両が大金なのは重々承知しております。
必ずや生き金にしてみせます。


生き金とな?

はい。
死に金とはモノと引き換えにするだけのもの
生き金とは後に何倍も何十倍も帰ってくる金

勝先生から教えて頂きました。
物事には全く違う見え方があると

正しかったのか
間違っていたのか
見方によってまるで違うがです。

今、土佐ではわしの友人達が
次から次へと何人も牢に入れられるがです。
わしは納得できんがです。



なかなか面白いのう

はい。

春嶽は隣にいた男が頷いた。


この者は熊本藩士でわしが越前に招いた。


横井小楠と申しますばい。

その横井と言う男は龍馬に言葉に表情を変えることはなかった。



わかった。千両出そう。
その代わり、わしに約束せい。

この金を必ず生き金にすると


お約束しますき。
春嶽様に天晴れを言わしてみせるようにしますき



おまんはデモクラシーという言葉を知っとるか?

突然、横井小楠が龍馬に問いかけた。

デモクラシー?

より多くの考えを政治に生かす考えばい。

それはプレジデントを民が決めるというのも
デモクラジーというやつですかい?



おお、そうじゃ。よう知っとる。

横井小楠の顔がほころんだ。

モノの考えも人の値打ちも変わる
物事には違う見え方がある

だが、さっきのおまんの話はおかしな話たい。


横井小楠から笑みが消え
先程と同じ無表情になった。

おんしの友が牢に入れられたと言うが

それは今まで値打ちがあったもんが
用なしになったってもんばい

世の中の流れから見れば
人なぞ芥子粒のようなものじゃ

平井収二郎も武市半平太も



その言葉が龍馬の心をえぐる。




その頃、土佐では
武市半平太は容堂公にお目通りを許され平伏していた。



吉田東洋様を闇討ちにはしておりません。
わしら土佐勤王党はただただ大殿様に
忠義を尽くしてきただけにござりまする。


そうか。
もうお止めちゃれ。
これ以上はあの男を責めても仕方ないがじゃ。


許された。
その言葉を聞いて武市はそう思った。







藩に断りなく朝廷に取り入った



その罪で裁くだけじゃき。



その後に続いた大殿様の言葉に
武市はこれ以上申し上げる言葉を持ち合わせていなかった。



武市は投獄された収二郎がいる牢を訪れた。




収二郎・・・・・

武市先生・・・・・どういて?

よう耐えた。よう耐えてくれた。

何言われるがですか?
わしはほんまに知らんがです。
誰が吉田東洋を殺したがか。
ほんじゃき、我慢はしちょりません。


おまんはもう
おまんはもう拷問されることはない。


うちに帰れるがですか。

武市は何も答えない。

どういたがですか?

大殿様はおまんが朝廷に取り入った事だけを
咎められた

大殿様はおまんに切腹を・・・・・


切腹?

すまん、収二郎。
すべてわしのせいじゃ。
わしが勤王党におまんを誘わんかったら
こんな事にはならんかった


何をいいよります。
土佐勤王党がなかったら
わしはどうなっちょったか

武市先生についていったき
攘夷の旗頭になれたがです。
まるで夢のようじゃった。


先生などと呼ばんでくれ。
呼ばんでええ。


切腹は武士の誉れですろ。
ありがたき幸せ。

加尾に伝えてつかあさい。
兄は間違っちょらんと。

兄は幸せじゃったと。


収二郎・・・・・
収二郎・・・・・


武市は涙をこらえる事が出来なかった。





春嶽公より資金援助の協力を取り次ぎ
福井城から勝塾に戻ってきた龍馬に

兄・権平が待っていた。



兄上!
何をしよるがですか?!
どういてここに?


わしはおまんを連れ戻しに来たがき
一家皆おまんの顔を見とうてたまらん

じゃが、もうええ。

おまんらが作ろうとする西洋式の海軍は
なんちゃわからんけんど

みんな一生懸命なのはようわかった

おまんは自分の決めた道を進んでいきや。


10年後
必ず、土佐にもんて帰れる男になりますきに


身体にだけは気をつけてな。
決して道半ばで命を落としてはいかん。


はい!



それから兄が勝塾を去ってしばらくして
龍馬宛に手紙が届いた。


加尾からだった。


お元気ですろか。

私は故郷で静かに過ごしちょります。

昨日、兄が切腹いたしました。

事情は龍馬さんもご存知ですろ。

兄は最期まで侍らしゅう立派に死んでいったと
武市さんに聞かされました。

武市さんは兄は
なんちゃ間違ちょらん

そうじゃき、父上も兄上も
兄を誇りに思うてええがやと言うてくれました。



けんど、私にはどういても分かりません。
間違うたことをしとらんというなら
兄上はどういて切腹させられたですろ

教えて下さい

龍馬さん

教えて・・・・・




加尾の思いが手に取るように分かる。


その通りじゃ。
その通りじゃ、加尾。

こんな理不尽が・・・まかり通ってええがか



その時、龍馬は横井小楠の言葉を思い出した。

今まで値打ちがあったもんが
古びて用なしになっただけ

世の中の流れから見れば
人の命は芥子粒のようなものでしかなか



人の命はそんなもんがか?


底知れぬ葛藤が龍馬を襲う―――――。






つい最近、真田太平記のこの方を描いてみたりしました。




若かりし頃の夏八木さんでございます ̄▽ ̄ゞ



さて、今回登場した横井さんの言葉

今まで値打ちがあったもんが
古びて用なしになっただけ

世の中の流れから見れば
人の命は芥子粒のようなものでしかなか




ここから攘夷派は確実に時代から消されていくのでしょうね。


そして、この言葉には一理あるかとは思います。

今の日本においても
そんな風に思えるところがあるみたいですからね。

だが、一方でそんなにも人の命は
時に芥子粒くらいに軽いものなのか


そう疑問を投げかけたくなります



ちなみにこれを横井さんに言わせるのがまた面白いとこですね。


というのも横井さんも龍馬同様、暗殺されちゃうので(  ̄ノ∇ ̄)




それから今回、喜勢が弥太郎を選んだ理由が分かりました。




占いでクソまみれの男と一緒になると幸せになれると言われたから




思わず唖然とさせられました。



顔もイマイチだし
苦労ばっかりかけてしまうから
普通なら愛想尽かされても仕方がない状況においても

いつも笑顔で家のために尽くしていたんですが


ある意味、龍馬以上に天然です ̄▽ ̄ゞ


つまりは弥太郎は龍馬みたいな女性を
奥さんにしたって事でしょうかね。





それから今回の龍馬と兄との会話

これは絶対最終回で出てくるでしょうってものでしたねぇ。

10年後には必ず土佐に帰ってくる。

今が1863年で龍馬が暗殺されるのが1867年ですからねぇ。

ここはおそらく涙・涙の展開になるのでしょう。

ですが、涙・涙の展開は次回でしょうね。

投獄される半平太と富との別れのようですからね。


となると、次週描く人も決まってくるな(; ̄∀ ̄)ゞハヤクカコ

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タイトル (本文) ブログ名/日時
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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
夏八木さんの「う〜む、なるほど」を聞いた時、「富豪刑事」の
おじいさまを思い出してしまいました〜(^^;ゞ
次クールに頭飛びすぎ。。。

弥太郎の嫁が来た理由にはビックリ〜でしたが。。。
これも「見方を変えれば」ですよね。
後々、弥太郎は大出世、占いは大当たりとなるわけですが、
この嫁の様々なアイデアによって出世して行ったのかも知れず。。
占いも心がけ次第。成り行きとは面白い物です。

面白いと言えない成り行きの中で「けし粒」になっていった
勤王党の人たち。
まずは収二郎の回でした。
この先、何度も武市の涙を見ることになるだろうと思うと
今から虚しさや悲しさに襲われそうです。
時代の波は残酷ですね。
くう
URL
2010/05/16 23:16
くう様
なるほど、お金持ちのキャラと
見事にカブりますものねぇ ̄▽ ̄b

それでもって、弥太郎の嫁さんの理由
かなり衝撃的でしたねぇ。

今、そんな人がいたら見てみたいもんです≧∇≦b

ともあれ、全てはこの「見方を変えれば」

たしかにこの嫁さんがいたから
後の弥太郎があると言っても過言ではない
そんな感じで描かれていくのでしょうね。

そして、土佐勤王党の崩壊

その最初が平井収二郎。

たまりませんね。
みんな一生懸命に国のために頑張ってきただけに
こういう仕打ちを受けなければならない事に

理不尽さを感じずにはいられません。
ikasama4
2010/05/17 07:08
ikasama4様、こんばんは。

大局的にものを見ると
世の中がわかったように思えてくる。
しかし、時には人の心を見失う。
新しい技術、新しい思想を
理解し吸収する人としない人。
出来る人と出来ない人。
その良し悪しや勝ち負け・・・
その果てに幸のありやなしや・・・。
かなり哲学的示唆にとんだ内容になっていると
キッドは感じました。
素晴らしい思想を持った巨人たち・・・。
しかし、龍馬はそれを理解しつつ
人の心にしがみつく。
この辺りの描写が今回は凄まじい感じがいたしました。
実に今年の大河は隙がございませんねえ・・・。
キッド
URL
2010/05/17 23:08
キッド様
こんばんはです。

世の中の大局と人の心
これが時には連れ添い
時には相反するようなとこがあります。

ただ、それが正しいかどうかなんて
今の時点でそれが分かる人なんてなかなか
いないと思いますし

後世の大多数の人達の意見を経ないと
分からない事もあったりします。

ただ、今、自分がどうあるべきか
それさえ自分が見失なわなければいいんでしょうけどね。

この幕末の時代に
若者達が懸命に生き、自分を貫いて死んでいく

そういう姿に心打たれます。

>実に今年の大河は隙がございませんねえ・・・。
正しくその通りでございます。
ikasama4
2010/05/18 23:02

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