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zoom RSS 風のガーデン 第9話

<<   作成日時 : 2008/12/05 00:21   >>

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とりあえず、先に笑えたシーンを列挙してみると。

1.ルイと結婚したいという石山君が貞美に報告。

ルイを俺に下さい!
ルイを絶対幸せにしてみせます

順序としてまず、製作者のお父さん



フツーならば、これはダメでしょ(大笑)



2.貞美の病気の事を知った二人の友人のやりとり


「あんた、何した(; ̄Д ̄)?」


「歌った(;・∀・)」


「でも、生前葬しようって言ったの、誰なのよ?」


「あんたでしょ(; ̄Д ̄)」





ではでは、本題にいきます。





父に会うと言って出かけたおじいちゃんが帰ってきた。

おじいちゃんは顔をしかめてました。


おじいちゃんが行った時、お父さんは寝てたらしく
おじいちゃんが来た事をお父さんは知らないらしい。


それからおもむろにおじいちゃんは私に

2、3日の間
おじいちゃんがお父さんの事を知った事も
こっそり会いに行った事をお父さんにも岳にも黙ってて下さい
と言われた。

そして、明日札幌に出かけるらしいと。

何か調べモノをするらしいのだけれども
詳しい事をおじいちゃんは語ってくれませんでした。

ただ、いずれキチンとお話すると言って。





私は札幌に行った。
息子の友人が勤める病院に。

昨夜、息子を訪ねた時にあった写真が撮られた場所でもあったからだ。

私はそこで真実を知った。

ある程度、予想はしていたが
息子の病状は予想以上のものだった。

息子は膵臓ガンを告知されていた。
ステージ4B

年内いっぱい持たないのではないか
そういうところまできております。


化学療法もほとんど効果がなかったらしく
今は麻薬で痛みを誤魔化しているらしい。



これから自分がどうしていいか、分からなかった。


私はその答えを求めるために義姉の下を訪ねた。








息子と過ごす時間。

息子は花の名前は何でも覚えている。

そして父が作った花言葉も。

父が作った花言葉。
なんとも父らしい言葉だ。

「孫娘がお嫁にいっちゃう日」とか

「逝ってしまった最後の記憶」とか

「生まれたばかりの孫の耳たぶ」とか


ふと思う。

その花言葉には父の個人的感情=家族への思いが伝わってくる。

ルイの事、妻の事、岳の事


私は岳に尋ねた。

死んだお父さんを読み込んだ花言葉はあるんですか?


「ありません。」



即答だった。

やはり、私はまだ父さんに許されていない。







その日の夜は台風が近付いていて
この地域は停電になったので、ろうそくの灯りで夜の時間を過ごす。


おじいちゃんが私に話があると言った。



これから話す事は二人だけの事にして下さい。

キミはもう大人だから聞いて下さい。

キミのお父さんは重い病気にかかっています。

膵臓ガンです。

周囲には一切隠していますが

今年いっぱい持つかどうかという状態です。

自分で知って
黙っていながら
麻薬を打って一人苦痛と戦っています。



祖父の突然の言葉に私は驚いた。


おじいちゃんの告白は続く。



おじいちゃんはそれを見てしまいました。

起きている事の全てを知りました。

キミや岳の顔を見たくて
こっそり富良野に来たのだと思います。


二人にだけはしゃべりました。


おばあちゃんに怒鳴られました。

私があいつにとってきた態度をです。

あなた達にたいしても詫びろと言われました。

謝ります。

君達に本当に申し訳なかったなと。



おじいちゃんは私に頭を下げた。

おじいちゃんの言っている事は本当なんだと改めて確信した。
そう思うと涙が溢れそうになる。




そこでこれからの話です。

おじいちゃんは明日にでも
あいつのところに和解に行こうと思っています。

それでですが、あなたはこの事を
父さんの病気を知った事にしますか?

それとも今はまだ知らない事にしますか?

どちらがいいと思いますか?



分かりません。


あなたはこの事を当分知らない事にしましょう。

それから、岳君の事ですが
彼は本当にあいつの事を天使と思い込んでいるのでしょうか?



はい。


なら、ずっとそれで通しましょう。

できることならば岳君には二度も
父親の死には遭わせたくないです。



その夜、おじいちゃんは急患のために出掛けた。


ふと一人が寂しくなった。

岳のいる部屋に行ってみた。

岳はいない。



私は急いでガーデンに車をとばした。

思ったとおり、岳は黙々と私の言いつけを守って仕事をしていた。

私は岳に謝りたかった。


折角出会えた父を失う悲しみ。

もうこれ以上弟まで失ってしまいそうな感じがした。







それは突然の出来事だった。

よぉ

父は私に笑いかけてくれた。


ご無沙汰してます。


数年振りに会う父に息子は目を合わせる事が出なかった。




父は椅子に座る。

私は芝生に座る。

何年経ってもやっぱり父だった。

自分が尊敬出来る人であり畏怖すべき存在。



何か、作業をしてたのか。


ちょっと球根を植えてました。

岳に教わって。



大天使ガブリエルになっちゃったそうだな。

私もガブさんと呼んだ方がいいかな。



よして下さい。

勘弁して下さい。



その方が岳にもバレないで済む。

父の言葉が重くのしかかる。


痩せたな、大分。


ちょっとダイエットし過ぎまして。


全部聞いた。

札幌に行って強引に彼から聞き出したんだ。



緊張で自分の身体がこわばっていく。


手術を手伝ったそうだな。

喜ばれたろう、あそこの連中に。

ここらの病院は慢性的医師不足に悩まされている。

地域の医療は燦々たるものだよ。

大手の病院には御年寄りがいつも黙って群がって順番を待っている。

朝来て順番が午後になるのもざらだ。


あれは医師は病気を見るだけで患者を診る事は出来ない。

かつて「医術は仁術」だと言った
技術が格段に上がったのは確かだが、その哲学は今も生きているかね。
どう思う?



若い世代の事は分かりませんが
少なくとも私らの世代には―――――



生きているか?


そうみたいです。


それを聞いて父は微笑んだ。

そりゃうれしいな。

久しぶりに何か希望が持てるね。

―――――うちへ帰って来ないか?



父の突然の言葉に私は驚いた。

私はおまえに謝らなきゃならん。

おまえにもルイにも岳にもだ。


一時の感情をいつまでも引きずって
キミら親子の事を真剣に考えていなかった。

医師として全く恥ずべき行為だ。

申し訳なかった。


自分に謝る父の姿が居た堪れない。

恥ずべきなのは自分の方です。

父さん、本当に許して下さい。

僕は自分が情けないです。



うちへ帰ってこいよ。
おれは今、在宅の訪問医をやっている。


少しはキミの役に立てる。

昔、キミが高校を出るまで使ってた部屋で。

あの部屋でゆっくり療養しないか?



ありがとうございます。

突然の父の優しい言葉にどう答えていいのか分からない。

考えさせて下さい。



キミが今一番したい事は何なんだろう。

生きている間に一番したかった事はなんだね。



この前、岳から父さんが作った花言葉を色々教えてもらいました。

その中に何の花でしたか、孫娘を嫁に出す日というのがありました。



そんなのがあったかね。
この頃は作った先からすぐに忘れる。



あれにはいきなり胸が熱くなりました。

ウェディングドレスのルイに付き合ってやれないのが口惜しいです。

バージンロードをあいつと一緒に歩いてみたい。

あいつが喜ぶ事をやってみたかったです。

・・・いや、あいつに喜んでもらいたいんじゃない。
自分が喜びたいだけなんです。

やっぱりこういう・・・・・僕はダメですね。






その夜、私はスープを作って父に会いに行った。

父は何かを植えていた。

父に尋ねると岳から聞いた私が一番好きな花の球根を植えていると言う。



来年の春、楽しみに待ってろよ。ここらいっぱいに咲かせてやるからな。


父の言葉に胸が熱くなった。


私は父と一緒にその球根を植える事にした。

父との残り少ない時間を悔いの残らないように。


だから、私は知らないフリをした。

それが父の願いなのでもあるのだから。










緒形さんと中井さんとの二人のシーン

ああいう何気ない会話のひとつひとつが心に響きます(T▽T)




自分は母親とか祖母はそうでもなかったんですが
父親と祖父と話す時は大体敬語を使ってました。


父親と祖父には尊敬と畏怖の念をいつも感じてました。

父親が倒れる前は会社の資金集めに奔走していたようなのですが
その時に自分にお金を頼る父親がなんとも小さく見えたのが
とても悲しかったです。


悪い事をしてしまうと目も合わせられません。


今の時代の父親がどういうものかは知りませんが
少なくとも自分が接してきた父親はこのドラマの貞美が接するような父親そのものです。


だから余計に泣けてきます。



終始、息子と会話する時
笑顔で息子を見つめる緒形さんがなんともたまらないです(T▽T)





※この構図は昨年の大河ドラマ「風林火山」後編のガイドブックに掲載されていたものです。

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【風のガーデン】第9話
この花は、カンパニュラ・ウェディング。ルイが好きな花です。花言葉は「孫娘を嫁に出す日」です。お祖父ちゃんは、時々、花言葉に個人的な事を使います。亡くなったお父さんを偲んだ花言葉は無いんですか?ありません。貞三は、札幌の水木医院に行き、全てを確認する。そ... ...続きを見る
見取り八段・実0段
2008/12/05 00:41
《風のガーデン》#09
貞三は、貞美の寝ている状況から、すべてを悟ったが、明日、札幌へ行くとルイに言い、はっきりしたら話しますときっぱり言った。 札幌で、貞美の病状を聞きその足で上原ファームまで言った。 まだ知らぬ、さゆりや春江を前に、墓に入る順序から話をし出した。札幌で貞美の親友に会ってきたこと貞美の病気のこと、もう長くはないことを、話した。春江は泣いた。貞三は、混乱して分からなくなっていますと正直に話した。 ...続きを見る
まぁ、お茶でも
2008/12/05 14:09
女はこわい・・・こわいは父さん・・・父さんはボクサー(黒木メイサ)七瀬ふたたび玉砕(蓮佛美沙子)がん...
父さん(ガッツ石松)が叩けば嵐を呼ぶぜの「風のカーデン」?16.1%である。そう ...続きを見る
キッドのブログinココログ
2008/12/05 15:32
「風のガーデン」第9話
フジテレビ木曜22:00〜のドラマ、「風のガーデン」第9話を観ました。 ...続きを見る
Thanksgiving Day
2008/12/06 00:40

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
父と息子の、父と娘の、それぞれのシーンに
涙しました。
外して来るんですよね〜。
お祖父ちゃんから父の事を聞かされるルイのシーンでは
あまりウルっとも来なかったのですが、その後、
岳を抱いて泣くルイにやられました。
ラストの親子で球根を植えるシーンで泣きました。

貞美は戻らない気なんでしょうか。
次回予告の、岳とお別れして、と言うのが気になります。
くう
URL
2008/12/05 00:40
くう様
>父と息子の、父と娘の、それぞれのシーンに
>涙しました。
これが抜群にウマいです(T▽T)
父の思い・息子の思い・娘の思いが
ひしひしと伝わってくるようです。

>お祖父ちゃんから父の事を聞かされるルイのシーンでは
>あまりウルっとも来なかったのですが、その後、
>岳を抱いて泣くルイにやられました。
私もこの演出にはヤラれました(T▽T)
これ以上家族を失いたくないという思いが強く感じられます。

>ラストの親子で球根を植えるシーンで泣きました。
私も泣きっぱなしです(T▽T)

>貞美は戻らない気なんでしょうか。
>次回予告の、岳とお別れして、と言うのが気になります。
ですね。
これから貞美は、そして父は娘はそして岳は
これからどのような道を歩んでいくのか。

とても気になります。
ikasama4
2008/12/05 12:44
衝撃の後にこういう感傷的になるような展開が組まれている事にやられっぱなしでうまく感想が書けません。
ルイができる事。そして花言葉。
それをうるうる場面の中で考えていたら、猪突猛進青年が「俺、何でも協力する」と予告がありましたねえ。やっぱり、ウソの晴れ姿を見せる事になるんでしょうね。それに気付いたとしてもおそらくそのまま騙されたままのように振舞うのでしょうか。
切なくもあり、痛くもある。人との繋がりはなんとかように過酷なものなのでしょうか。その大切さにギリギリでないと気付かない。
我々は刹那の中で瞬間を積み上げてるにすぎない。だからこそその中でできる事をこつこつと積み上げていく努力を惜しんではいけない。
生き様とその作品を残して語りかける残像にまた言葉がつまりますが、その遺志は受け継いで生きたいものだと思うんですよねえ。
しとろえん
2008/12/05 17:47
しとろえん様
今回は緒形さんと中井さんの二人のシーンに尽きます。

もう二人の会話だけで
親子の抱える思いが伝わってくるようですね。

ドラマとしても余分なものを極力削って
出来たっていうような感じさえしてきます。

それもこれも役者さんが磨き上げたものがあるからこそ
出来るのでしょうね。

>我々は刹那の中で瞬間を積み上げてるにすぎない。だからこそその中でできる事をこつこつと積み上げていく努力を惜しんではいけない。
いい言葉ですね( ̄▽ ̄)

ありがたく頂戴致します。

だから、私はこうして今も絵を描き続けれらるのでしょう。
いつかこの絵を誰かが継ぐかは知りませんけど(; ̄∀ ̄)ゞ
ikasama4
2008/12/06 01:13

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