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zoom RSS コード・ブルー 第10話

<<   作成日時 : 2008/09/05 01:22   >>

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さて、今回もフロー分け

黒田の場合

白石の場合

藍沢の場合





黒田の場合

黒田の息子・健一の脳の腫瘍を取り除く手術。

腫瘍が言語中枢に近い場所にあるらしく
傷つけば言葉に障害が残るため
難しい手術になるらしい。


息子が手術される様子を沈痛な面持で見つめる黒田。


すると西条が黒田を呼んだ。



どうも腫瘍と言語中枢の境が分からないため


アウェイク手術という局部麻酔で
患者の意識をはっきりさせ、患者をしゃべらしながら
手術を行い、そこで言語中枢の境を見極めるというものらしい。


その患者との会話を黒田にして欲しいという事だった。




何でもいい。話せ!


西条にせかされるように黒田は患者に話し掛ける。



「健一君。」


「はい。」


「年は?」


「11歳。」


「家族は?」


「母と二人です。」


「・・・・・」


「黙るな。」

西条が黒田を叱る。


「学校は?」


「9月から。アメリカの学校に行きます。」


「そっか。」


「スポーツなんかやってるのか。」


「バスケ。」


「バスケ?」


「ガードです。分かります?」


「いや、詳しくないんだ。」


「なんだ。お母さんと一緒か。」


「お母さんも分からないのか。」


「やっぱ女はダメ。」


「ナマイキだな。」


「友達、羨ましいから。練習、父さんとやったりして。」


「・・・・・勉強好きか?」


「好きな子供なんている?」


「好きな料理は?」


「作る方?」


「作れるのか?」


「お母さん忙しい時はね。」


「他にも家の事を?」


「風呂掃除。たまにサボるけど。」


「そうか。」


「後、宅配の受け取り。」


「宅配?」


「無農薬食品。お母さん、うるさいんだ。そういうの。無農薬野菜とか。」


「そっか。」


「料理、上手くないんだけどね。」


「そっか。」


「英語、話せるのか。」


「うん。」


「お母さんに習わされた。ホントに通じるのかな」


「どんなとこに住むんだ?場所は?どんな学校?どんな家なんだ?」


「・・・・・」


「こっちには戻ってくるのか?大丈夫か?」



患者の言葉が正常でなくなった。


西条がここが腫瘍と言語中枢の境界と判断して
再び全身麻酔をかけ除去手術を行う事にした。


「お前の仕事は済んだ。後でゆっくり話せ。家族だけで。」







そして手術は無事終わった。



後は患者が目覚めた時、その成果が判断できる。









息子との距離を置く父親。



そんな黒田に藍沢は言う。


俺が子供なら会いたいです。

会ってちゃんと話がしたい。
今の自分を見てもらいたいです。





その言葉に突き動かされたのか


黒田は再び息子の前に立った。



息子の意識が戻った。

言葉に異常は見られない。




「喉が渇いた。お水をちょうだい。」



「覚えてるか?おじさん、覚えてるか?」


息子は答えない。
どうもあの時の事は覚えていないらしい。


「ここ、どこだ?」


「病院。」


「君はどうしてここにいる。」


「腫瘍が出来て手術したから。」


「この人は誰だ?」


「お母さん。」


「私は?」


「御医者さん?」


――――悲しかった。

しかし、つとめて冷静に仕事に戻る。

「問題なく話せているようだし意識障害もない。大丈夫だ。」


「アウェイク手術をしておじさんと話をしながら手術をしたんだ。
問題がなければ退院に向けて頑張っていこう。よく頑張ったな。」





そして、黒田はその場を離れた。





それからしばらくして再び息子の様子を見に来たところ

別の患者の容態が急変した。

三井や藍沢らは別の手術が入っていて手が離せない。



この場で緊急の手術が行われる事になった。

白石と藤川が執刀し
黒田は二人に的確な指示を与えていく。


冷静に対処する白石もさることながら
藤川も冷静に対処できるようになっていた。

黒田は藤川の成長に目を見張った。


そして手術は無事成功した。




その場から離れようとした黒田に対して後ろから声がした。



「やるじゃん。すごいね、おじさん。」



「あぁ。」


何とも言えない嬉しさを必死に噛み殺しながら
黒田はその場を後にする―――――。











白石の場合

あの日以来、白石は医者を辞める事を考えていた。


そんな白石に緋山は仕事を押し付けた。

暇になると人間はロクな事を考えないからと言って。


今、辞められてしまうと
自分がつらい時に慰めてもらう人がいないからと言って。


冴島も白石を辞めさせたくないらしい。

ストレスを発散できる相手がいなくなるから。



・・・・・どちらも辛辣だ(; ̄∀ ̄)ゞ



それでも白石の決心は変わらなかった。




白石は黒田の下に向かった。





「こんなとこまで押しかけてすみません。」


「何の用だ?」


「私、あの・・・・・」


「辞めたいって相談か。」


言い当てられた。


「なら部長に言え。俺には関係ない。挨拶もいらん。」


「失礼します。」

そして、その場を後にしようとした白石。


「おい。」


黒田に呼び止められた。


「はい?」


「あの患者。」


今、正に目の前の患者が危険な状態にあった。

大動脈瘤の破裂が起きたらしい。

このままでは手術室に運んでも間に合わない。


黒田は目の前の患者を必死に救おうと
自分で手術を行おうとしていた。


不自由な右手で。


黒田はこの状態でありながらも医師としての職務を果たそうとしている。


それなのに私は―――――。


「私がやります。指示して下さい。」


その手術を黒田の指示の下
白石と藤川が執刀する事となった。


動脈の遮断をするために問題となる箇所の剥離を行う必要があるのだが
その箇所の癒着が強くて腹部では剥離が出来ず、血液の遮断も出来ない。

そこで黒田は二人に胸で血液の遮断をするように命じた。


それはつまり開胸するという事。

でもやった事がない。


そんな白石に黒田は言う。


「一番近くで見たんだろ」


以前の災害現場で
藍沢が開胸したとこを白石は見ていた。


その時の事を思い出すように
白石は開胸を行い、見事に胸で動脈の遮断を行った。




手術を終わった。




「よくやった。」



黒田からの言葉が
これからの自分の生きる支えになる。


この時、白石はそう思った―――――。














藍沢の場合

あの日以来、藍沢の手つきがおぼつかなくなっていた。

藍沢よりもむしろ藤川の方が冷静に対処している程に。


祖母は未だに自分の事がわからない。


孫の事はいつも気にかけているのに
目の前の孫が分からない。




白石はあの一件があって医者を辞める事を考えていたらしい。


――――いいなぁ。

心の底からそう思った。

自分にはこれしかない。

他には何もない。

これでしか自分は生きていけない。




その日、急患が入って来た。



36週の妊婦。
本棚が落下してきたらしい。

既に9件もの病院に断られていると言う。


三井の顔が曇る。

しかし、すぐに三井はその患者の受け入れを容認した。


妊婦は骨盤を骨折したらしい。


藍沢の見立てでは
胎児を出してから骨盤骨折にとりかかったのでは
母体が間に合わない。

母体を優先しよう。


この時まではそう思っていた。


患者の夫とその息子に会って
現在の状況を説明した。

夫は妻に

子供は諦めよう。
お前が今死んだら息子がどうなるんだ。
子供と会えなくなってもいいのか。


そう言って妻を納得させた。


妻の頬から光るものが流れた。


その時、藍沢の中に迷いが生まれた。




藍沢は三井に別の手術方法を提案した。

その目的は母子共に助けるというものだった。




藍沢の機転によって母子共に救う事が出来た。



三井は藍沢の判断を褒めた。


しかし。


「間違ってた気がします。母子共に救おうなんて間違ってました。」


迷いの消えない藍沢。


「あなたと緋山先生がいたから私はいけると判断した。
あなたもそう思ったから方針を変えたんでしょ。」


そう言って三井はその場を後にした。






藍沢は黒田の下に向かった。






「どうしたぁ?」


「昨日、判断に迷いました。今までの俺なら何も考えずに母体を優先させてました。
でも、昨日は両方救おうとした。」


「救えたじゃないか。」


「結果論です。両方死んでたかもしれない。」


「何が言いたい?」


「この病院にくるまでの俺は迷うような事はありませんでした。

でも、今は迷いだらけです。

先生の腕も単なる処置のひとつでしかなかった。

心が痛む事はなかった。今は直視できません。

先生、名医って何ですか?」




「その答えは多分現場にしかない―――――。」












とりあえず率直な感想として


このドラマから笑いがなくなった
ガ━━━(゚Д゚)━━━ン



という事でこれを描いてちょっと気晴らし




相変わらずの事務長と(; ̄∀ ̄)ゞ





相変わらずの弁護士(; ̄∀ ̄)ゞ






くれぐれも医師だけに石を投げないように(; ̄∀ ̄)ゞツマランシャレデモウシワケナイ






とりあえず、今回はフライトドクターになる事を決して諦めない藤川先生の思いにちょっとヤラれました。

どこまでも真っ直ぐなんですけど

それができるように今の仕事をちゃんと
無駄口叩かずやっているようですからね。


そして、次回の予告を見ると

藍沢や白石を含めて4人の医師の後ろ姿がいましたが

あの4人の中にもしかしたら藤川がいるのかもしれないと思うと

ちょっと嬉しい気分になりました♪



色々と迷う事はありますが
今は迷うよりも身体を動かしている方が楽なのかもしれません。
何より気が紛れますからね。

よく自分もその手は使いました。

そうすれば
時に自分が求めていた「答え」が
得られていくものかもしれません。


それは思いがけないカタチだったりしますけどね。








さて、次回は最終回。

主軸となるのは

「名医の条件」


という事みたいですね。


医師が医師としてあり続ける事の条件。


「医師の証明」みたいなとこもありますが


なんとなくそれは今回の白石の姿でも証明されたようなとこがありますが

それが何なのか次回の最終回で楽しみにしたいと思います。

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タイトル (本文) ブログ名/日時
【コード・ブルー −ドクターヘリ緊急救命−】第10話
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見取り八段・実0段
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コード・ブルー・-ドクターヘリ緊急救命- 第10話:揺れる心
大惨事!ΣΣ┗(|||`□´|||;;)┛ガーン!! こりゃ藍沢も白石も悩んでる場合じゃねーぞ{/ee_3/} とにかく患者さんを助けなきゃ{/m_0216/}どんな最終回になるのやら・・・ ...続きを見る
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2008/09/05 10:55
コード・ブルー 第10話
藍沢Pのおばあちゃん、耕作を工事のおにいちゃんってずっこけたわ〜。でも後一歩かなあ・・。 ...続きを見る
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2008/09/05 12:21
コード・ブルー 十話
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コード・ブルー・-ドクターヘリ緊急救命- 第10話
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自分を見失ったから世界も見えなくなったんだ(山下智久)私は見たよ・・・あなたを(新垣結衣)
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キッドのブログinココログ
2008/09/06 00:23
「コード・ブルー第10話」
黒田の息子の手術は言語野と腫瘍の境が分からないため、一旦麻酔を覚まし黒田と話しながら、その境目を探そうということになりました。 ...続きを見る
みょうがの芯
2008/09/07 00:38
《コード・ブルー〜ドクターヘリ緊急救命》#10
黒田先生の息子の手術が始まるころ、耕作はヘリに乗っていた。 今回は電気配線工事中に10mの高さから転落。下はコンクリートでショック状態。挿管がうまくいかずぼーっとする藍沢。 ...続きを見る
まぁ、お茶でも
2008/09/07 08:30

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コメント(12件)

内 容 ニックネーム/日時
うん。確かに〜笑いは無かったですね(^^;)
前回、あんな事になっちゃったら、もう笑ってる場合じゃない
感じだけど〜。。。
でも、黒田先生の笑顔が見れて良かった。
白石に指導する黒田先生、最後、藍沢と話す黒田先生は、
事故の前と同じく「師」の顔でした。

来週、大きな仕事を果たした4人が大きく成長する
最終回になると期待しています。
くう
URL
2008/09/05 03:35
悩める藍沢に応えは現場にあるという黒田。
黒田は手を失ったけれど代わりに大きなものを得たかもしれません。
それに息子の「やるじゃん」は今後の勲章になりそう。
藤川もちゃんと一本芯が通っていて良かった。
最後まで口番長じゃ困るもんねえ。
本当にラストは全員大きく成長していそうです。
ラス前だとがっかりすることが多いのに今週は盛りだくさんで良かった!
エリ
URL
2008/09/05 12:07
前回はあまりに重くて辛い内容だったので、
笑いに飢えてしまってましたが、
今回は希望が見える展開だったせいか、
お笑いシーンが無かった事にすら
気付いてませんでした( ̄∇ ̄*)>エヘヘ♪
ここまで来たからには、一度くらいは
藤川のヘリでの活躍も見てみたいですわ〜!
今回の彼はふざけた言動も無く、真剣味が
感じられました!!!
まこ
URL
2008/09/05 15:00
黒田先生が前向きになってくれたのが
何よりうれしかった。
やっぱり子供の力って大きいですね。
そして藍沢は別の意味で成長してる気がしますし、
白石と藤川は自分のいまやるべきことを
やろうという決心みたいなものが見えたし・・・
よかったです〜〜。
みのむし
2008/09/05 21:07
くう様
終盤にきて全く笑えないけど
それが全く気にならないです。

ホント黒田の笑った顔を見て
こちらも安堵しました。

白石同様、彼にも希望が降り注いだようです。

次回の展開で
4人がどうなっていくのか
とても楽しみな最終回です。
ikasama4
2008/09/06 13:52
エリ様
たしかに黒田を見てると
この医療の世界で別の道で生きる事を
見つけたようですね。

>それに息子の「やるじゃん」は今後の勲章になりそう。
ホントそうですね。

>藤川もちゃんと一本芯が通っていて良かった。
無駄口も叩かず真面目に頑張ってますから(笑)

そして、次回は一気にクライマックスに
向かってますね。

といっても医療の現場では
常にクライマックスなのかもしれません。
ikasama4
2008/09/06 13:56
まこ様
今回は白石にとっても
黒田にとっても希望が見える展開でよかったです。

そんな中で藤川が自分の夢を叶えるため
頑張っている姿が光りました。

こういう風に頑張る姿はいいですね。

>藤川のヘリでの活躍も見てみたいですわ〜!
是非そうなって欲しいものです(≧∇≦)b
ikasama4
2008/09/06 13:59
みのむし様
>黒田先生が前向きになってくれたのが
>何よりうれしかった。
あんなにフェローを指導する事を嫌ってた
黒田先生がこの道で生きる決意をしたのですからね。

>やっぱり子供の力って大きいですね。
まったくもってその通りです(笑)

後は藍沢が今の自分の苦悩から
どのようにして乗り越えていくかですね。
ikasama4
2008/09/06 14:01
アハハハ!そうなのよ、笑いが一切なくなったのよね。
あの藤川さえも真面目モードなんだもん。
弁護士の上から目線な感じが表情に良く出てる(笑)
来週が最終回で、どうまとめるのか?まとまるのか?
藍沢が「名医って何ですか?」と変わってきたのは良かったと思う。
もうね、私はね、エリさんのためにPちゃん目線で見てますねん♪
素晴らしいH☆C愛(爆)
キッドさんのごっこガーデンもすごいよね。
あれは愛がないと出来ません!
ikasama4さんのイラスト大活躍☆
アンナ
URL
2008/09/06 17:49
アンナ様
皆、再生していく中
一人自分の生きていく道を模索中の藍沢。
彼は元々名医になりたいって言ってましたからね。
その名医の定義が自分の中で崩れちゃったんでしょうね。

その親心よくわかります(; ̄∀ ̄)ゞ

意外に好評な弁護士ですね(笑)
まさかキッドさんがソッコーで使ってくれるとは
嬉しい限りです(≧∇≦)b
ikasama4
2008/09/06 23:22
遅れてます〜。

イラスト凄い似てます!!

笑いは無かったけれども。辛い展開でなくって良かったです。

この感じで最終回がどうなるのか?
検討も付かないです〜。

2008/09/07 00:36
芯様
意外にイラストが好評で何よりです(; ̄∀ ̄)ゞ

たしかに今回は
未来に希望がある感じで
白石にとっても黒田にとっても
三井にとってもよかったです。

後は藍沢、そして藤川ですね。
次回、どういう結末が待っているのか
楽しみですね。
ikasama4
2008/09/07 17:25

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